スターホース3まではSWBCが行われるコースは1つだけでしたが、スタホ4では右・左回りそれぞれ2種類ずつの計4コースに増えました。
スタホ4の開発だよりでもたびたび言及されている通り、スタホ3よりも適性パラメータの重要性が高まっているうえ、よりグレードの高いレースになればなるほど、適性の影響が強くなる、と言われています。
つまり、SWBCこそしっかりと馬の適性に合った選択をすべきであり、それにより勝てる可能性が高まるわけです。
今回の記事では4種類のコースの特徴を分析し、どのようなパラが求められそうかを考察し、SWBC勝利のための攻略を考えてみました。
■SWBCマイル
新設された芝1600mのコースとなります。
コースのレイアウトは以下の感じ。
特徴としては、ゆるーい左コーナーを回りながら、山下りをするようなコースとなっています。
直線入口800m付近が特に下っている感じがあります。
直線入口までに下り坂があるコースは京都の外回りコースに近く、坂を利用した追込みを決めることも、逃げがうまく立ち回ることもできそうな感じです。
実際、グランドマスターズでも人気薄馬がこの下り坂の局面でポジションを上げすぎて暴発して失速しているケースが散見されます。
コーナーの入射角度も大したことがないので左回り適性が求められるわけでもなく、登る局面もないので坂適性は不要、となると一見イージーそうに見えます。
ただ、一部ではこのコースを苦手にしている人がいるのも事実です。
これは推測の域を出ませんが、直線入口の下りを利用できる操縦性、つまり、気性がこのコースで大事ではないかと思うのです。
気性荒/激というような馬はネガティブに働き、逆に気性穏がポジティブに働くようなことがあるかもしれません。
気性→◎(激しいや荒い馬は要注意)
左回り→〇(コーナーは緩いがパラが良いに越したことはない)
坂→×(坂適性は不問)
■SWBCダート
SWBCのダート戦は左回りの2000m戦。
海面が割れてできたコースを走るため、WBCアイスのような道悪性能が問われそうな印象です。
勾配は海面から出る時(ショートカットされている間)にあります。
東京コースにおける直線入口の坂のような位置づけであり、レース映像を見る限り中山くらいの勾配のように感じられるため坂適性が問われますね。
直線に突入する直前の入射角度がきつめのためコーナリング性能の影響は大きそうです。
こうしてみるといろいろなパラをバランスよく求められるかもしれません。
左回り→◎(勝負所の最終コーナーで進出するために左回りが重要)
坂→〇(海抜地点から地表に戻る勾配あり)
重→〇(海底はぬかるんでて道悪扱い)
■SWBCクラシック
スタホ3時代はお馴染みのコース。
スタートしてから海底トンネルに入るまでずっと下り、シャチのいる道を通ってからひたすら上りつづけながら、後方勢が進出し始める残800m地点ではコーナーを回りながら勾配をかけあがります。
それでいて直線は4種のSWBCコースの中で最も短いという超トリッキーなコースです。
直線までの入射角度は45度近くであるうえに勾配あり、という超難度という点では中山競馬場よりもオーストラリアのムーニーバレー競馬場(リスグラシューが勝ったコックスプレートの開催場所)が近いかもしれません。
右回り適性と坂適性がハイレベルに参照される形状であり、同じクラシックと冠していても、WBCクラシック(ラスベガス)とは天と地ほどコース難度が違います。
坂→◎(勾配をかけあがりながら加速する必要があり、坂パラ弱い馬はきつい)
右回り→◎(45度の入射角度を回り切るコーナーリング性能が勝負所で大きな差に)
■SWBCターフ
ショートカットされてみることはできませんがスタートから800mくらい進んだところで入射角度270度くらいの急カーブをまがったら、ブリーダーズブリッジを渡りながらほぼ直線というコースです。
レース画面を見ていると残1000mくらいのブリーダーズブリッジを渡ったくらいから、わずかながら傾斜があり、下っていっているように見えます。
ほぼ直線なので、追込天国というわけでもなく、カーブがないというのは、後ろを走る馬にとって、馬群のばらけを利用して進出するチャンスが減ってしまうことを意味します。
道中の急カーブが影響を与えるなら、右パラが問われそうです。
ただ、SWBCクラシックコースに比べたら参照具合は弱そうなので、適性による有利不利は少ない印象があります。
右→×?(残1600mくらいで急カーブがあるだけ)
坂→×