店舗に置かれているプレイガイド冊子には遊び方や操作方法が書いてありますが、紙面の制約上、プレイヤーが知っておくべきことが書ききれていません。
有料の公式ガイドブックでも出してくれれば事足りる話なんですが、そんなのが出る気配もないため、スタホ4をプレイにするにあたって、いまさら聞くのが恥ずかしいレベルのスタホの基本を敢えて解説していこうと思います。
2回目となる今回の命題は、「調教と餌ってどういう風にやったらいいですか」。
現実競馬だと、どのようなトレーニングを競走馬に課すかというのはとても重要なんですが、スタホではこれまでぞんざいな扱いを受けてきましたが、最近では少し見直されつつあります。
どういう部分に配慮し、力点をどこに置くべきかを基礎から解説します。
目次
調教と餌ってどっちが大事なのか
調教と餌ってどっちのほうが大事なのか?と前作スタホ3時代に聞かれていたら迷いなく「餌」だと答えたでしょう。
なぜなら、餌にこだわったほうが現役馬にとっても、その子どもにとっても良い影響があったからです。
スタホ4における調教と餌の意味合いを語る前に、これまでの意味合いを少しおさらいします。
スタホ3まで良い餌を与えると以下のような良い影響がありました
■高い餌(最高777枚)を与えると現役馬の素質の持ちが良くなる
■良い餌だとレースの疲労が回復し、中2週のローテでも素質カットが少なくなる
■次世代への継承効果が高まる
■餌によってはWBCやSWBCの特別招待を受ける可能性がある
このうち、上から3つは引き続きスタホ4でも似たような効果を得られると思われます。
レースに出走すると基本的に馬は疲れてしまいますし、WBCやSWBCのような極限まで追い込んだレースの後だとダメージは大きくなりますので、良い餌はそのダメージを緩和してくれる効果があるでしょう。
スタホ3までで言えば、200枚分の餌となるドリアンだけを食べさせた馬と100枚分の餌となるアップルマンゴーを食べさせた馬とでは素質切れ(ガス欠)が起きるタイミングに大きな差がありました。
また、良い餌を与えると、現役馬の子どもの素質をアップさせてくれる継承効果もあります。
素質、素質切れがよくわからない人は以下をクリック
ただ、4つ目の「特別招待」、通称“赤権効果”とは、本来WBCはG1、SWBCはWBCで好成績を収めると招待されるレースですが、好成績をおさめなくても餌の効果で招待されるという効果でしたが、これはなくなりました。
一方、調教は?というと、これまでは正直おまけみたいなものでした。
通常の調教はどの調教をしても4枚。
特別な調教として、「極秘調教」というものがあり、これは脚質を変更するということ以外に目立った効果はありませんでした。
(本命馬の大事なレース前になんとなく気分で実施するくらい、笑)
ただ、スタホ3の終盤のバージョンでは「伝説調教」なるものが登場し、実施後は馬体重がベスト値になる、という効果が出てきました。
(現在の伝説調教にはそのような効果は無し)
このほか、ポリトラックばっかりやっているプレイヤーは馬のパラメータが「根性△/瞬発◎」ばかりになったり、ダートばかりやっているプレイヤーは馬のパラメータが「根性◎/瞬発△」になったりと、調教のクセが馬のパラメータに響いてくるようにもなってきました。
とはいえ、調教の工夫で素質に影響することはなかったため、そこまで意識して実施していたプレイヤーは多くなかったと思われます。
スタホ3までは、育成時では素質底上げ効果、現役時ではWBCの特別招待(赤権)呼び込みと素質保持効果が大事だったため、完全に餌>調教だったのです。
それに対してスタホ4では調教の重要性が高まりました。
餌<調教!!とまではいかなくても、餌=調教くらいにまでなったかもしれません。
スタホ4では調教と餌の選択時に何に気を付けたらよいか
スタホ4では調教の重要性が各段に高まりました。
それは通常調教にも表れており、これまではどの調教を選ぼうとメダル4枚固定消費だったものが以下の通りだいぶ変わりました。
芝・ダート:30枚、曳き調教:8枚など。
通常調教のほかにガチャ等で手に入る特別調教というものがあり、この種類がまた豊富です。
例えば伝説調教(中級)は120枚のメダル消費となっています。
このメダル消費が大きければ大きいほど、次世代の子どもへの素質継承効果は高まりますので、「なるべく高い枚数の調教(+餌)を実施」すること、それが1点目のポイントです。
調教の重要性が高まったポイントの1つが適性(パラメータ)への影響です。
そもそもスタホ4では、芝・ダート、右回り・左回り、重馬場、小回りといったコースに対する適性のほか、勝負根性・瞬発力といったレース展開に対する適性の具合がオッズやレース結果に与える影響が強くなっています。
1/20にYOUTUBEを通じて放送された第3回スターホース情報局では、この適性の差がどれほどオッズに影響を与えるかの検証結果を報じていました。
それによれば適性がすべて「A+」で距離適性範囲内の馬と、適性がすべて「D+」で距離適性範囲外の馬とで、オッズにどれくらいの差が出るかを調べるというものです。
結果は、オールA+は5.7倍、オールD+は7.9倍と相当な開きとなりました。
映像は2017年のジャパンカップへ出走したものとみられるため、距離適性に加え、左回り適性、坂適性などの差がオッズ差となっているわけです。
この適性パラメータを高める効果が調教と餌にはあり、馬に合わせて何を与えるかで最終的な愛馬のパラメータ値も大きく変わってくることでしょう。
ちなみに、当ブログでは把握している範囲で調教と餌の効果をまとめています。
愛馬の長所を伸ばしたり短所を補ったりするのにどのような調教をしていくかをイメージするのに使ってください。
3つ目に挙げるとすれば馬体重調整です。
今回のスタホ4では馬体重をベスト値に近い状態でレースに送り出したかどうかでオッズ(勝算)にかなり響いてきます。
体感では、8~10kg以上ベスト体重から外すと、本来ならLレース(1着200枚)で2.5~2.7倍出るような馬でも3.0~3.2倍くらいとなってしまうようなペナルティが発生している感じがあります。
調教には一部例外(リフレッシュ調教:+2~4kg)を除き、馬体重を減らす効果が中心で、餌には一部例外(減量茶:-6kg)を除き、馬体重を増やす効果のあるものが中心となります。
調教で身体を絞ったり、餌で肥やしたりして調整していくことになります。
※余談になりますが、モモマルはスタホ3時代にWBCとSWBCを5連勝中にベスト体重から50kg以上離した状態で出走し、デブ状態でSWBCに出走し惨敗したこともあります(笑)。スタホ3時代は50kg以上離れなければそこまで影響がなかったという証拠にもなりますね。
また、4つ目としてお伝えしたいのは疲労回復効果です。
レースに出走したり、強い調教をすると「疲」というマークが出るときがあります。
また、疲マークが出ていなくても、内部的に疲労がたまっていることもあり、注意が必要です。
この疲労は、調教や餌で回復させることができますが、この回復効果は大きく異なります。
課金餌とお酒は疲労回復効果が高めです。
この疲労に関しては以下の記事で特集したことがあるので、関心のある方は読んでください。
まとめると、調教と餌の効果は
■素質保持と次世代への継承効果(なるべく高いものを与える)
■適性パラメータの上昇効果(効果の大きいものを与える)
■馬体重の調整効果(ベスト体重に合うように)
■疲労回復効果(レース直後は特に注意)
というものになります。
調教と餌で上げやすいパラと上げにくいパラ
ここからは実践的な話をしていきます。
いろんな種類の調教と餌を与え、表にまとめているうちに気づいたことがあります。
それは上げやすい適性パラメータと上げにくい適性パラメータがあるということです。
調教で上げやすい適性の代表例が「芝」と「ダート」です。
芝もしくはダートの強め調教で◎効果が発生しますし、伝説調教(初級)をはじめ特殊調教でも◎効果のあるものが多く、上げやすい適性の代表例といえるかもしれません。
一方、上げにくい適性の代表例が「右回り」です。
左回りはポリトラックやウッドチップの強め以上の大成功以上でアップさせる余地がありますが、右回りに効く調教は少なめです。
特殊調教で「コーナーリング」というものがあり、これは右・左回りをアップさせますが、これは貴重な調教と言えるでしょう。
全体的に底上げしていくやり方も良いと思いますし、スペシャリスト馬を目指すのも良しで、最後は自分のポリシーです。
「こういう馬をつくりたいな」って頭にイメージを浮かべ、そのイメージを実現させていくような調教プランをぜひ考えてみてください。
スタホ4のレーシングプログラムの観点から一つ方向性を言うなら、序盤に意識すべきパラは、ダートだと僕は考えています。
序盤は、国内G1レースでもなるべく低額のレースに出さないと、素質が早々に空っぽになってしまいます。
2000枚以下のレースは、ダート戦が多いのです。
右回りは大井競馬場で行われるジャパンダートダービー、帝王賞、東京大賞典があり、それ以外は左回りです。
他プレイヤーに影響を受けずにマイペースでレースができるサテレースのG1は川崎記念、かしわ記念、南部杯の3種類あります。
そのいずれもがダート・左回り、小回りとなっており、ライバルプレイヤーが多い店であれば、サテライトレース向きの馬にするためにこうした適性を鍛えるという方向性も考えられますね。
距離適性を伸ばしたいときには(1月21日更新)
距離適性も、適性の1つであるため、調教や餌によって、改善させることが可能です。
気性は、「荒い」「激しい」馬だと、レース短評で「気性課題」「気性カギ」といった内容が出る一方、穏やかな馬は「動じない」[泰然自若」というポジティブな表現であるため、総じて穏やかが望ましいようです。
■距離上限を伸ばしたい
【餌】
・アップルマンゴー(サイロ)※
・ドリアン(サイロ)※
・アイスキャンディ(馬券)
・かき氷(馬券)
・ホットドック(ペット)
※(下限が伸びるケースもあり)
【調教】
・ウッド(軽めでは伸びないかも)
・ダート(軽めでは伸びないかも)
・トレッドミル(特殊)
・模擬レース(長)
・極秘特訓~追込(特殊)
・ナイター調教(特殊)
■距離下限を伸ばしたい
【餌】
・アップルマンゴー(サイロ)※
・ドリアン(サイロ)※
※(上限が伸びるケースもあり)
【調教】
・芝
・ポリトラック
・タイヤ引き(特殊)
・極秘特訓(特殊)
・模擬レース(短)
・ウォータートレッドミル(特殊)
気性を変えたいときには(1月21日更新)
【気性を穏やかにさせたい場合】
・馬なり(芝・ダ・ポ・ウ)
・トレッドミル
・プール
・ヒーリング音楽
・森林調教
・コース下見
【気性を激しくさせたい場合】
・一杯調教(芝・ダ・ポ・ウ・坂)
・3頭併せ
・タイヤ引き
・併せ調教(先行、追走)
■農園飼い葉の秘密(フルーツバスケットの威力
飼い葉を与えると、適性アップの表示(矢印)は黄色、緑色、赤色と3段階見えていました。
以前の公式放送では、同じ赤色に見えても、内部的には大きな差がある、という話を取り上げていました。
事例としては農園飼い葉として、比較的入手しやすく幅広い適性がアップするドリアンと、栽培するのが大変なフルーツバスケットを比較した例が示されています。
見た感じ、体質に至っては、フルーツバスケットはドリアン5個分くらいの効果がありますね(笑)。
ドリアンやマンゴスチンは代重ねで与えるのがオススメのようです(笑)。
フルーツバスケットの作成のための手間とコストを考えると、そんなにやすやすとは与えられないですよね。。。
赤色効果の中にはすさましいアップ効果のある餌があるということで、例えば課金餌のパンも1種類の適性しかアップしませんが、その効果は大きそうです。
調教と餌の小ネタ
このほか、具体的に実践していく上でいくつか小ネタがありますので、少しだけお伝えします。
■レース登録をしてから調教を行うとメダル消費アップ
遊び方ガイドも秘書も教えてくれないんですが、調教の中にはレース出走登録をした後だとメダル消費量がアップ(2倍)するものがあります。
特に芝とダートは30枚が60枚にアップするのは見過ごせない変化です。
レース3週前に登録すれば60枚×3回(180枚)ものメダルを投与できることになります。
初代~2代目くらいの若い馬の育成時にはより効果を感じられることでしょう。
■唯一の+6kg餌、角砂糖
スタホ4では、前作よりもさらに多くの餌が登場していますが、現在のところ最も馬体を増やしてくる+6kg餌は、角砂糖しかありません。
角砂糖の効果は大したことありませんが、芝・ダートの強め調教が芝ダート適性アップが◎、坂の一杯が坂と瞬発の適性アップが両方◎など、ハードな調教ほど適性アップ効果が高めであり、馬体重回復効果の高い角砂糖の有用性は高いです。
ただ、一杯調教をしすぎると馬が疲れてよい効果を得られづらくなる面があるほか、気性も荒くなるのでほどほどに。
■スタホ4ネットでゲットできる農園餌は一部の適性を狙ってアップできる
スタホネットによる農園(サイロ)餌は、WBC特別招待効果が高かったため、スタホ3における高額殿堂馬作成では欠かせない存在でしたが、今回は趣きが少し変わっています。
先に伝えた通り、特別招待効果こそないものの、一部の適性を狙ってあげることができるサプリメントみたいな位置づけになっています。
具体的には、ゴーヤは瞬発力パラ、パパイヤは坂パラ、マンゴーは勝負根性パラ、ドリアンは遠征パラに対する効果がそれぞれ◎になっています。
(それ以外のパラにも効果あり)
失敗しなければ◎効果があるため、一定期間与え続けることで一部のパラを意識的にアップさせることができると思います。
※スタホ4ネットについてはまた改めて解説記事を書きます。
■餌はたまにある失敗に注意
餌はたまに失敗となり、本来なら◎効果があるところが〇や△になるケースがあります。
撫でてご機嫌状態になると、大成功になる確率が低くなる半面、失敗の確立がなくなりますが、この失敗と関係しているかは今のところ不明です。
ちなみに、気性が穏やかのほうが大成功/超成功の確率が高い傾向があります。
今日はこんなところで。
では。