2021年、緊急事態宣言が発令されましたが、定例牝馬株券販売が更新となりました。
今回は待ちに待ったフェアウェル族のSSR級が登場となります。
ドナブリー二は、ジェンティルドンナの母馬です。
また、新春の期間限定で発売となったクリフジも合わせてレビューします。
クリフジ(ピラ族)
ピラ族
堅実となる系統はバードキャッチャー系(鉄板)、トウルビヨン系、セントサイモン系、サドラーズウェルズ系、ノーザンテースト系、レイズアネイティブ系
エレメント構成(左から 母母、父父、父母、母父)
PL族 | 左 | 根 | TS系 | ダ | 坂 |
CM族 | ス | 坂 | GB系 | 遠 | 健 |
→1940年生まれで戦時の激動の時代を走り抜けた名牝。無敗で東京優駿を制すと、阪神優駿牝馬(現在のオークス)、京都農商省賞四歳呼馬(現在の菊花賞)の変速三冠を達成した。圧勝の連続でデビュー戦を除いた最小の着差が3馬身と他を寄せ付けぬ走りを見せた。
古の名牝の名に恥じぬ適性パラを所持しており、マイルから超長距離までこなす距離適性をはじめ、体質と根性、瞬発が圧巻の初期S、左と遠征がA+、スタートと右もAと始祖顔負けです。
父系が零細入りが期待できないタッチストン系、そしてニックスを入れづらいピラ族という血統背景がネックになりそうです。
とはいえ、零細恩恵やラインニックスは気にしない、もしくは他の血で補う、ということであれば、強烈なパラメータと成長限界がUR + +(3000枚)は魅力的です。
特性は絶対女王ですが、牝馬で発動するため、せっかく特性を受け継いでも牡馬だと発動しないのがつらいところですね。
UR++の牝馬株券を持っていない人は良い機会なので、がっつり購入しても良いかもしれません。
1月17日までと販売期間が短いのでご注意ください。
ドナブリーニ(フェアウェル族)
フェアウェル族
堅実となる系統はバザード系(鉄板)、ゴドルフィンバルブ系、バイアリーターク系、サンデーサイレンス系、ノーザンテースト系、ノーザンダンサー系、トウルビヨン系
エレメント構成(左から 母母、父父、父母、母父)
FW族 | 左 | 根 | DT系 | 瞬 | 小 |
MF族 | LF系 | 芝 | 坂 |
→ 2003年英国生まれで、2歳時に6ハロンG1を制するなどスプリント戦線で活躍した。
ノーザンファームの吉田勝己氏がセールで買い付けると、2番仔のジェンティルドンナが牝馬クラシック三冠とジャパンカップ連覇、ドバイシーマクラシックに有馬記念と合計7勝あげて顕彰馬入りする活躍を見せた。
芝A、根性がS、瞬発力がA+である以外は、B +〜Bと同じ初期SSRのクリフジと比べると相当に見劣りしますが、むしろあちらが異常な部類です。
この馬の魅力はなんと言っても、フェアウェル族という血筋にあります。
フェアウェル族は、左と根性という重要エレメントの組み合わせである点がまずすばらしい。
そして、ゴドルフィンバルブ系とバイアリーターク系という始祖2種にサンデーサイレンス系という枚数推しの系統と堅実ニックスが入ることに加え、バザード系とノーザンテースト系という零細入りが期待できる血とも堅実ニックスになります。
正直、僕は成長限界SR300枚のメモリーキアヌを組み込んでまで使っていた系統ですから、魅力大です。
ただし、今のところは零細ランキングの上位にいるフェアウェル族ですが、今回の販売でランク外になることはほぼ確実です。
その点だけはご注意ください。
ユキノビジン(オールドボールドペグ族)
オールドボールドペグ族
堅実となる系統は、ゴドルフィンバルブ系(鉄板)、バイアリーターク系、サンデーサイレンス系、ミスタープロスペクター系、マンノウォー系、トウルビヨン系
エレメント構成(左から 母母、父父、父母、母父)
OP族 | 左 | 瞬 | NA系 | 根 | ス |
CM族 | ス | 坂 | BR系 | ダ | 右 |
→1990年生まれというと、同期はベガやホクトベガであり、桜花賞とオークスともベガの2着に敗れた。クイーンステークスではホクトベガ以下を完封し、挑んだエリザベス女王杯は10着に大敗し、その後は骨折して繁殖入りした。
クラシックを勝ちきれなかった歯痒さがパラにもにじんだのか、芝と根性がAであるほかは全てB+〜Bという内容です。
同じオールドボールドペグ族の成長限界UR(1500枚)のアイリッシュダンスも最大限成長させても小回りAと瞬発力A+という弱パラなので、この系統を欲しいと思っている人なら、というところ。
株券としての魅力はさほど大きいものではありませんが、スターホースカードとして見た時に、特性が根性発揮なのは○ですね。
根性がAだと発動するお手軽な特性である上、私含めてファンの多い勝負どころの直線で燃えるタイプの特性です。
廃人プレイヤーにとっては、何枚か購入して、育成がてらに使って特性をつけるのも良いかもしれません。
シンコウエルメス(レイトンバルブメア族)
レイトンバルブメア族(LV)
堅実相手となるラインは、ノーザンダンサー系(鉄板)、サンデーサイレンス系、リファール系、タッチストン系、セントサイモン系、バードキャッチャー系、オルコックアラビアン系、ダーレーアラビアン系(非ニックス)、ノーザンテースト系(非ニックス)
エレメント構成(左から 母母、父父、父母、母父)
LV族 | ダ | 瞬 | SW系 | 芝 | 重 |
EB族 | 遠 | 健 | BR系 | ダ | 右 |
→兄に英国ダービー馬ジェネラスを持ち、姉に英国オークス馬のイマジンを持つ良血馬で、1996年4月に東京競馬場でデビューするも5着、2戦目に向けて調整している最中に故障が発生する。その重傷さから安楽死やむなしという状況であったものの、関係者の懸命な介護が実り、繁殖入りが叶った。
このうちの1頭はG1で3着に入るなど重賞級の活躍を見せたエルノヴァであり、もう1頭が後に皐月賞を勝利することになるディーマジェスティの母エルメスティアラである。
適性パラを見ると、調教中の故障というエピソードを受け、体質はCプラスであるものの、右回りと瞬発力がAと成長限界SSR(750枚)としては破格の扱いを受けています。
レイトンバルブメア族はサンデーサイレンス系とノーザンダンサー系を組み合わせて回せるビギナーでも使いやすい系統なので、厩舎を立ち上げたての人には推奨できる1枚です。
この馬もユキノビジン同様にスターホースカードとしても魅力があり、パートナー調教は坂5とポリトラ2にウッド1と良い内容である上、特性付けとしても、馬群突破という発動させやすい特性となっています。
前めで粘りこむ馬のための特性をつけるならユキノビジン、豪快に追い上げる馬のための特性をつけるならばこの馬といったところでしょうか。
今回のラインアップは個性が効いていて良い感じですね。
では。