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10月の新発売牝馬(デインドリーム)

スターホース4では、毎月10日に牝馬スターホースカードが新発売となります。

10月に新登場したSSR級は欧州で大活躍した名牝デインドリームでした。 

この馬はファミリーラインが14号族、通称ブルネット族ということで、同族初のSSR株券となります。

このほか秋華賞で牝馬三冠がかかったブエナビスタを撃破したレッドディザイアとその同期馬のワンカラットも登場しました。

今回の記事ではこれらの株券についてレビューしていきます。

 

■SSR株「デインドリーム」(ブルネット族)

 

ブルネット(BN)族

堅実相手となるラインは、セントサイモン系(鉄板)、バザード系、ダーレーアラビアン系、ミスタープロスペクター系、ダンチヒ系、バードキャッチャー系、サドラーズウェルズ系(非ニックス)

エレメント構成(上段左から母母、父父、下段左から父母、母父)

BN族 NS系
LV族 DT系

→2008年のドイツ生まれ。3歳の9月に社台ファームの吉田照哉氏が権利を半分購入してまもなくの10月2日の凱旋門賞(ヒルノダムール等も出走)で勝利してしまうのだから、恐れ入るとしかいいようがない。

凱旋門賞勝ち後は、ジャパンカップに遠征してきたが、ブエナビスタを筆頭とする日本馬に返り討ちにあい6着、翌年も現役を続行し、スタホ4でもお馴染みのキングジョージ6世&クイーンエリザベスSで前年の優勝馬のナサニエルを撃破し、エネイブルが登場するまでは凱旋門賞とキングジョージを勝利した唯一の牝馬となっていた。

 

スタホ4の株券として見たときにパラメータ面で特徴的なのは根性Sと遠征がSという点。

体質とスタートなどがBである点を考えても、なかなか優秀といえます。

また、血統背景を見ても、父系がマイナーラインランキングの常連のニジンスキー系であり、しかもブルネット族とニックスが発生している点はかなりの好材料ですね。

ブルネット族のエレメントは右と左であり、コーナリングを補強する血であり、配合で不足しがちな部分です。

いま流行りのサンデーサイレンス系&バイアリーターク系の枚数パワー押しの系統を軸にしている人はやや使いづらい印象を持つかもしれません。

しかし、零細本数とラインニックス、さらに右左エレメントを補強したいときに使えることからすると、今は使えなくても買っておいて損はありません。

セントサイモン系を併用すれば、レイトンバルブメア族やフェアヘレン族、プロミス族などのよく使う枚数パワー株券へとつなげられるので、シンザンやスターマンあたりの出番となります。

一方、ダーレーアラビアン系やダンチヒ系を軸に使っている人にとっては、今後の主軸になりうる1枚です。

ダーレー&ダンチヒの系統を軸にしている人おそらくシンコウラブリイやスイープトウショウ、アパパネあたりをメインに使っているでしょうから、そのバリエーションを広げることができます。

また、20周年記念ガチャで、URドバイミレニアムをゲットしたものの、持て余している人にもオススメです。

 

■SR株券「レッドディザイア」(ミスアグネス族)

 

ミスアグネス (MA)族

堅実相手となるラインは、バザード系(鉄板)、バイアリーターク系、トウルビヨン系、ノーザンテースト系、ノーザンダンサー系、ゴドルフィンバルブ系(非ニックス)

エレメント構成(左から 母母、父父、父母、母父)

MA族 SS系
MA族 NS系

→ 2006年生まれはブエナビスタと同期。桜花賞、オークスともブエナビスタの2着に敗れながら、最後の1冠となる秋華賞で見事勝利し、その余勢をかって出たジャパンカップでは2着に奮闘した。

翌年、ドバイワールドカップに遠征するも惨敗した後は国内の主要レースに出るも往年の輝きを取り戻すことはできなかった。

パラメータは芝、右、遠征、瞬発の項目でAが並ぶも、むしろBの項目が多く、突出したものがなく、良くも悪くもバランス型となっています。

血統背景をみると、2代前にニジンスキーの血があるものの、ラインニックスの入り方が悪くイマイチ強調材料に乏しいですね。

ミスアグネス族自体は、バイアリーターク系とノーザンダンサー系という共通のニックス相手を持つレイトンバルブメア族と併用しやすく、根性&零細血統の観点で重要なノーザンテーストとの相性も良いため、使い道があるものの、この馬がいいか?というと微妙なところ。

海外遠征というスキルは発動馬向きの感じがしますが、競馬場適性のスキルはレース中に赤く燃えないので個人的にあんまり好きではないです。

今のところ、ちょっと買い材料がありません(笑)。

 

■R株券「ワンカラット」(プロミス族)

 

プロミス(PM)族

堅実相手となるラインは、リファール系(鉄板)、バイアリーターク系、サンデーサイレンス系、ニジンスキー系、セントサイモン系、オルコックアラビアン系、マンノウォー系、レイズアネイティブ系(非ニックス)

エレメント構成(左から 母母、父父、父母、母父)

PM族 ND系
AP族 BC系

→この馬もレッドディザイアと同じ2006年生まれで、桜花賞と秋華賞でブエナビスタと闘った。

勝ち鞍は全て1400m以下となっており、3歳戦でフィリーズレビューを勝利したほか、古馬になってからG3を3勝している。

 

スタホ面でみると、なぜか距離適性が1600までオーケーとなっており、芝と右回りがAパラであり、スタートが良くない割に決め脚もない、というなんともR級にありがちなパラメータになっています(笑)。

血統背景もラインニックスが皆無であるほか、2代以内にマイナーラインになりそうな血は2代前にバードキャッチャーがあるくらいで、推し材料はなし。

プロミス族は初期株券でゴールデンジャックもいるので、ここで無理して買う必要性も乏しいと言わざるを得ません。

うーん、正直、運営サイドもこの株券をどういう人が買うと思って出しているのかがやや疑問ですね。

では。

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