スタホ4

嗚呼、スタホ4よ何処へいくー競走馬生産不具合の続報

 

緊急事態宣言が発動され、行きつけのラーメン屋さんも臨時休業に入ってしまいました。

アミューズメント施設最大手のラウンドワンが全国店舗を一斉に休業するなど、もはや世の中はスタホ4がどうこうという状況ではなくなっているように思えます。

以前、スターホース4で起きた不具合に関する公式発表をまとめました。

ちょっとしたバグどころの騒ぎではなく、ゲーム性の根幹にかかわる文字通り「重大な不具合」により、ツイッターでは怒りの声が相次ぎました。

そして、4月7日づけで新しい発表がありました。

ここでは、公式サイドの問題意識と今後の対処の方針が記されています。

世の中、それどころじゃないよ!という気持ちをおさえて、内容をレビューします。

■開発だよりの記述1:不具合の内容のおさらい

いつもの通り、重要な部分を引用します。

親馬から仔馬に引き継ぐべき素質のうちの一部が、仔馬だけでなく、一定回数後に生産した競争馬にも引き継がれてしまっており、それが繰り返されることによって、新たに生産される競走馬の素質が本来よりも高くなってしまっていました。

2020/4/7 競走馬生産における不具合に関しまして

前回と少し書きぶりが変わり、わずかながら具体的になっています。

通常の素質継承だと、父馬と母馬の蓄積が受け継がれる形ですが、どうやら、隔世遺伝のような形で、先祖の素質が子孫に受け継がれるような状況が起きていたみたいです。

少年ジャンプの幽遊白書でいえば、主人公である浦飯幽助が、遠い先祖にあたる雷禅の力を隔世遺伝で受け継いだような感じですね(知らない人、すみません)。

この現象が「たまに」というようなものではなく、なんらかのトリガーを引くと、先祖の素質をぐいぐい引っ張り、結果的にすさまじい素質継承という形になっていたようです。

このトリガーは「一定回数後に生産した」と読めなくもないですが、単純な生産頭数ではないことは判明しています。

このトリガーがなんだったのかは今となっては意味のあるものではありません。

■開発だよりの記述2:不具合にともなうプレイヤーの不利益

そして、この現象自体は、継承する素質が増えることからプレイヤーにとってネガティブなものではありません。

ただ、この効果を発動させ具合はプレイヤーによって異なり、うまくトリガーを引いて2代目伝説序章コメ馬をつくれる厩舎もあれば、ほとんど恩恵を受けずにサラコメ未満厩舎というような貧富の差を生み出す形となりました。

この貧富の差が一部の「プレイヤーの不利益」となったことを、開発側が認めた点は今回のニュースポイントの1つです。

重要な部分を引用します。

他厩舎の競争馬の賞金獲得状況を見て、同等以上に強い競争馬を生産するために、メダルの貸出や馬軸石の購入をして頂いていた

2020/4/7 競走馬生産における不具合に関しまして

→ツイッター等でも、「3代目で怪物!!」などの情報が流れており、「負けてたまるか!」とひたすらトレセン未出走漬けを繰り返したり、ガチャを回して株券を集めたりした人もいたと思います。

正直、よほどやり方を間違えていない限り、育成を繰り返していくと、隔世遺伝トリガーを引きそうな気がしますが、それは個人差が出る部分かもしれません。

グランドマスターズにおいて、他厩舎の高い賞金額を獲得した殿堂馬が出走することから本来よりも不利な条件下で競わざるを得なくなっていた。

2020/4/7 競走馬生産における不具合に関しまして

→これはかなり大きい部分かもしれません。当ブログでも素質帯ごとの発動記録やグランドマスターズのオッズ出力を公開していますが、サラコメ級だと10万枚馬をつくるのがやっと、伝説序章コメ級だと軌道に乗れば20万枚馬にするのはそう難しくありません。

20万枚馬は一桁オッズなので、隔世遺伝トリガーを引いた厩舎は20万枚以上の馬をどんどん投入でき、3~4日でゴールまで登り切ることも容易いことでしょう。

いくら10勝した馬は顕彰馬として出れなくなるとはいえ、この殿堂馬の蓄積の差は、そうそう埋められるものではなく、隔世遺伝トリガーを器用に引けたかどうかが殿堂馬コンテンツに限らない「格差」として永久にのしかかってしまう、そういう認識が示されています。

■開発だよりの記述3:今後の対応方針

ここまで書いた不具合およびプレイヤー間の格差を解消するために、ゲームバランスを今年7月に実施する方針が示されました。

ここでのバランス調整とは以下のようなものです。

  • 素質アップアイテムを新たに実装

スタホ3からスタホ4に移行する際「禁断のニンジン」なる素質アップアイテムがありましたが、新たに実装ということから新アイテムになりそうです。

このアイテムは、メダル・馬軸石の課金状況によって獲得量が変わるようです。

どのくらい課金した人にどのくらいの素質アップアイテムで補償するかというのはゲームバランスを左右する話なので、開発チームの頭を悩ませそうです。

 

  • マスターズの出走実績に基づいてアイテムをプレゼント

これは、強敵に勝とうとたくさん出走した人に対する埋め合わせという意味合いでしょうか。

ぜひ馬づくりに欠かせない株券をプレゼントしてあげてほしいです。

 

  • グランドマスターの仕様を大きく変更

重要な部分なので、正確に引用します。

バージョンアップ以降は、バージョンアップ以前に生産された競争馬(殿堂馬)はグランドマスターズに出走できなくなる予定です。

2020/4/7 競走馬生産における不具合に関しまして

補足します。ここでいう「バージョンアップ」とは7月の「ゲームバランスの大幅調整」を意味していると思われます。

そして「競争馬(殿堂馬)」となっていることから、バージョンアップまで引退を控えてバージョンアップ後に殿堂馬にしようとしても、それもバージョンアップ以前に生産された馬という扱いになるのでしょう。

こうなると、「7月までプレイしても無意味」と思う人もいるかもしれませんが、むしろスタホ3殿堂馬を含めて現在の殿堂馬が7月のバージョンアップ以降に使えなくなるわけですから、7月までにグランドマスターを頑張る!という考えもあるかもしれません。

また予定の中にプレミアカップならぬ「プレミアトーナメント」を実装直後にプレ開催として実施する予定だと書かれています。

どんな形のゲーム性になるのかはわかりませんが、スタホ3を超えるようなものを期待したいですね。

ここまで運営の発表をレビューしてきました。

正直いって、今は20周年を前にしてスターホース始まって以来の危機だと思います。

なぜなら今まではどんなひどい目にあっても、サテを触って育成できましたが、今はスタホと物理的な距離があるのです。

いわば、これまではどうしようもない彼氏に嫌気がさしても、毎日学校で顔を合わせていれば愛着で別れには至らなかったのに対して、今は嫌気がさした状態で1か月の夏休みに入り顔を合わせなくなってしまったようなものなのです。

コロナで稼働自粛になっていることがスタホにとどめを刺すことにならないか心配でなりません。

こういうときこそ、運営サイドにむかつくことがあったとしても、巻き返しを温かく見守りたいなと個人的には思います。

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