3月23日に第5回『スターホース情報局』公式生放送がYOUTUBEにて放映されました。
ここ数回は出張版「開発だより」としてマニアックな情報が発表されてきましたがこの回のテーマは「最強馬の育成に向けて」。
かなり具体的なヒントのようなものもあったため、岡林ディレクターの発言内容を紹介しながら、考察していきたいと思います。
<参照元>3月だよ!春に相応しいスペシャルゲストが緊急出演!第5回スターホース情報局!
■最強馬育成に向けたステップ
放送の中でMCが「育成のコツってあるんですかね」と投げかけたのを受けて、岡林Dが発言した内容を紹介していきます。
下のような図を示しながら、「未出走でひたすら代重ね」と「適性レースを使って代重ね」という対照的な育成スタイルでどのような差が出るのかについて語りました。
【発言引用】
これまで何度か強い馬をつくるヒントをちょっとずつ出したんですよ。
未出走でひたすら代重ねをするだけではだめですよ、と言ってたと。
その馬に適したレースを10戦くらい使って代重ねしたのが紫のライン。
基本はこんな感じです。
未出走でひたすら調教でも、生産に使うメダル枚数が少ないうちは漬け行為でも効果があります。
ちゃんと走らしたらとっとと引退したほうがいいかというと、残りの週がもったいないので、漬けるなり、トレセンを入れたほうが有利です。
未出走漬けよりもレースを10戦くらい使って代重ねをしたほうがよい、というメッセージはすでに発信済みでした。
新しいポイントとしては「生産に使うメダル枚数が少ないうちは漬け行為でも効果がある」という点です。
サラコメ級の素質づくりに困るような株券保持状況の場合は、未出走漬けでもある程度素質を高められるような救済措置が取られている、ということなんでしょうか。
これはプレイ体感的に間違いないと思います。
もう1つは、即引退は推奨していない、という点。
これは素質上げというよりは適性パラの向上という側面のほうが強いのかな、と思います。
即引退ばかりしているとBやB+ばかりのパラになってしまいますし(笑)。
ただ、「もったいない」という観点では2代~4代くらいの若い馬だと、最後まで育成している時間がもったいない気もするんですよね。
この辺は人それぞれの価値観でしょう。
■ある程度のラインを迎えてからの育成法
まずは、また放送の内容を引用します。
【発言引用】
これだいたい海外GI2倍切るくらいで頭打ちになります。
みなさん、この辺で苦労されているかと思います。
その先また漬けに戻っている人もいるんですよ。
もったいない。4は走らせることが鍵です。
ただ、どういう走らせ方をしたらいいのかというのがこの先に出てくる、と。
最強馬と呼ばれるラインはもっと上にあるんですね。
最初からそこに行けるやり方を教えろよという話だと思うんですけど、いきなり言ったらたぶん迷走するんですよ。
強くする仕方を覚えたな、と、その先にいくやり方をお伝えします。
ここからがいわゆる最強馬に向けた育成の話になります。
いわゆる伝説序章コメントを出せないうちは、注意しないとプレイスタイルが崩れてしまうかもしれない、それを「迷走する」と表現しています。
正直、万人に向く万能な育成方法というのは難しく、サラコメ級の馬をつくるのに苦しんでいる人が、3代目で怪物を作成できるような人のやり方を真似てもうまくいかないのが実情です。
「強くする仕方を覚えたな」というのは怪物コメントや伝説序章コメントがちゃんと出せるようになったら、という意味合いなんだと思います。
最初のイメージ図にあるように、この辺りの素質の馬になると、今までのやり方では上がりづらいな、と感じるようになるので、そうなると新しいアプローチが必要になるということです。
■最強馬育成に正解はないものの走らせることが大事
また、引用解説を続けます。
【発言引用】
(最強馬育成にたどり着くために)これが正解というものは別に用意しているわけではない。
ただね絶対言えるのは未出走は非効率なのでよくないです。
大きな方向性はこの2行に書かれています。
唯一絶対のやり方はなく、使えるお金、使える時間によってその人に合った育成方法というのを導き出せる、ということでしょう。
【発言引用】
紫のラインから、最強馬のラインに到達させるのに、いっそ、一発配合で駆け抜ける?とか
リスク高すぎるけどジリジリあげるくらいなら、いっそ一発?とか
スターホースカードとか株券をめっちゃ強化したものをセットして、P1C7で固めてあげていく、とか。
あとは正攻法としては海外G1を3勝させたらWBCで負けてもそんなにダメージを受けないくらいの恩恵がある。SWBCいってはだめですよ。勝っても負けてもまた3勝させてWいく、それを2セット、3セットやったら、次の世代へ継承するということをすると素質を挙げていきやすい。
今、ツイッター等で披露されている強力な馬たちは、UR+ばかりで固めた配合で生まれていることが多いため、3代前配合で株券を7枚セットするやり方は最強馬生産のアプローチの一つに間違いないという話なんでしょう。
そして、今回新しく登場し、また議論を呼びそうなのが「海外3勝したらWBC微ダメージ」という話です。
海外G1を勝つと1回分のWBC出走権を得られるわけですが、これを3枚集めるとWBC出走のダメージが大幅に軽減されるものです。
その真偽は試してみないとわかりません。
これを2~3セットすると最強馬の誕生に向けて歩みが進むという育成方法が示された形です。
注意すべきは、WBCはノーダメージでも、海外G1のダメージはやはりある、ということです。海外G1を8~10回出て耐えられる素質となると、やはり伝説序章コメントが出る水準は必要でしょうし、海外G1といえども15000~20000枚のような高額レースはダメージが蓄積されて育成どころではなくなりそうです。
【発言引用】
極端な例を挙げると、リスクとリターンのどっちをとるかという話ではあるが、超強い馬でG2とG3を連打する、とりあえず走らせて継承する、というやり方もあるっぽい。
走らせないと正解にたどり着かない。
走らせる回数もそれぞれ。
G2やG3も小さいながら恩恵があるわけで、それをかき集めるやり方のようです。
注目すべきは「超強い馬」と発言していた点です。
強い馬だとその馬にあったレースをイメージして国内G1、さらには海外でないとダメなのか、と思いがちです。
その馬にあったレース選びとはつまるところ、大きな素質を持った馬はそれを使ってそれに見合った恩恵を取りに行くことが大事、という感じなんでしょうね。
海外G1が混雑している状況の場合、こういう育成もあり得るということです。
■まとめ(アッパー?に関する見解含む)
ここまで紹介してきた内容を整理すると、以下のようなまとめ方になると思います。
・怪物コメ/伝説序章コメントが出せるようになったら育成は新たなステージに
(未出走だけで上がりづらくなる水準がある)
・WBCを使った育成もありうる
(ただし挑戦する馬の素質レべルとレースダメージのコントロールに注意)
・大事なのは親から受け継いだ素質を使いすぎずに、恩恵を勝ち取っていくこと
(ローリスク・ローリターンなG2、G3連打を積み重ねるのも有効)
また、放送の中で、「レベルアッパー」に関して言及もありました。
【発言引用】
ある条件をクリアしないと、馬の素質上限が解放されないんじゃないか、と。
そういうのがネットで噂されているが、仕様にはありません。
でも着眼点としては面白い。
これに対して、個人的な見解を言うと、
「アッパー」という意味では確かに存在しない
と思っています。
なぜなら、素質の上限に蓋をしている、とは感じないからです。
むしろ、存在するのは「素質ブースター」(加速機)ではないでしょうか。
ある条件をクリアすると、馬づくりの効率が上がる、つまり素質づくりが加速するわけです。
以前、ツイッターにも持論を書きましたが、怪物級の馬の扱いに慣れ、遠征経験も豊富で実績もある厩舎と、駆け出しの厩舎とでは同じように馬を扱っても育成効果に差が出たとしても、それはある意味で自然ではないでしょうか。
最初は厩舎レベルで差が出ていると思いましたがどうやら違うようです。
今、説として有力なのはクエスト、ですが、これも実際のところはわかりません。
この素質ブースターの効果は初代馬作成ではあまり感じられず、2代目、3代目で現れるイメージです。
つまり、初代からサラコメ・怪物コメのような極端な結果は起きないものの、2代目怪物・伝説序章ということが起きる形です。
そのため、岡林Dから、クエストの達成状況ごとに、同じ配合でいっぱい生産してみて、どういう分布になるかとかを検証してみよう、という話がありましたが、残念ながらそれでは恐らく有意差が見られないと思います。
この辺は依然として謎に包まれそうですが、人もゲームもミステリアスな面があるくらいが魅力的に映るものです(笑)。
では。