いまさら聞けないスタホの基本

いまさら聞けないスタホの基本:①強い馬をつくるために何をしたらいいですか

 

店舗に置かれているプレイガイド冊子には遊び方や操作方法が書いてありますが、紙面の制約上、プレイヤーが知っておくべきことが書ききれていません。
有料の公式ガイドブックでも出してくれれば事足りる話なんですが、そんなのが出る気配もないため、いまさら聞くのが恥ずかしいレベルのスタホの基本を敢えて解説していこうと思います。

初回となる今回の命題は、「強い馬をつくるために何をしたらいいですか」。
スタホというゲームの根幹となる深い問いです(笑)。
改めてじっくりと向き合っていきましょう。

そもそも強い馬とはなにか

「強い馬をつくるために何をしたらいいか」という問いに答える前に、スターホース4というゲームにおいて強い馬とはいったいなにか、という点から話したいと思います。
この強さに関しては以前の記事でも説明しましたが、大事な部分なので少しアレンジして書きます。

スタホ4に限らないスタホシリーズにおいて、共通している強さとは、「たくさん賞金を稼ぐ力」です。

そもそも、スタホ4では、最高1着賞金が10万枚のSWBCを頂点に、3万枚のWBC、2万枚~8千枚の海外G1、8千枚~1千枚のG1、そしてG2、G3、オープンレースと様々なグレードが用意されています。

上のグレードへ行けば行くほどたくさんの賞金が稼げるチャンスがある反面、良いオッズで出走しづらくなります。

上のグレード、究極的にはSWBCで良いオッズで出走できる馬は、たくさんの賞金を稼ぐ可能性が高く、「強い馬」と言えるでしょう。

どういうメカニズムで良いオッズが出るのかについて説明します。

そもそもスタホでは、それぞれの馬には生まれながらにして備わっている「素質」があり、レースに出走するとこの素質を削りながらオッズを出力します。
素質とオッズの関係を車に例えると、素質とはいわば「燃料(ガソリン)」であり、オッズとは「速度」に相当します。
ガソリンを燃やして車を動かして走らせていくわけですが、走れば走るほどガソリンはなくなります。
そして、生まれ持ったガソリンの量が多い馬はそれに見合った早く車を動かすエンジンも備えています。
ガソリンタンクが大きい分、エンジンも高性能なため、一度に大量のガソリンを燃やせるイメージです。
ガソリンは燃えれば燃えるほどなくなっていき、なくなってしまうと、「素質切れ」と呼ばれる状態になり、レースに出てもオッズが出なくなってしまいます。
燃料を一時的に補充する手段はあります。
レースで5着以内に入ることで「着恩恵」なる燃料が手に入ります。
この燃料はあくまで一時的なもので、すぐなくなってしまう代わりに、びゅんと加速(オッズ良化)します。

この素質と着恩恵は燃料としての意味合いが強いのですが、もう1つ速度(オッズ出力)を左右する要素があります。

それがパラメーターです。
走るコースにフィットした性能を備えているかどうかでスピードが変わるというイメージです。
芝かダートか、右回りか左回りか、坂の有無や小回りの具合、など道(レース)に合わせたチューニングがされているか、という意味合いですね。

これまでのスタホシリーズでもパラメータの概念自体はあったのですが、無視できるレベルの存在感でした(笑)。
今回はこのパラメータが重要だと開発者も語っています。

まず、抑えておくべきは、強い馬とは素質量が大きく、良いパラメータを持っている馬を意味し、そうした馬をいかにつくっていくかがスタホにおける育成の目的になるのです。

たくさんの素質を持つ馬をどうつくるのか

強い馬とは、たくさんの素質と良いパラメータを持つ馬のことです。
そのうち、たくさんの素質の馬をつくるにはどうしたらいいのかを整理します。
すでに概念を知っている方は読み飛ばしていただいても良いです。

まず次世代の仔馬の素質に良い影響を与える行動は大きく以下の3つです。
1.新馬生産時に配合料の高い株券もしくはスターホースカードをつかう
2.消費メダル料の大きい調教、餌を与える
3.継承効果の高いレース成績をおさめる

この良い影響を与える行動をとった分、次世代に素質が引き継がれていき、
世代を重ねてこの素質を継承し、より大きいガソリンタンクと質の良いエンジンを積んだ馬をつくっていくか、という点こそがスタホにおける育成のカギとなります。

生産時にも育成時にも、いっぱいメダルを使えば使うほど次世代の馬の素質に良い影響を与えます。
生産時でも、500枚のSR株券よりも、2000枚のUR株券を使うほうが強い素質の馬が生まれます。
スターホースカードを使用する効果は諸説ありますが、SSR株券(配合料1000枚)であれば2段階強化した状態であるUR株券(2000枚)くらいの効果があるという調査結果もあります。
いずれにしてもなるべく高い株券をつかって生産をすると素質の高い馬が生まれやすくます。
生産については以下の記事で詳しく書いています。

生産後の育成においても10枚のニンジン餌よりも100枚のアップルマンゴー餌のほうが次世代に良い影響を与えます。
120週のうち10回レースに出走したと仮定すると110回の調教/餌を与えるチャンスがあるので、ここで良いものを与えていくということになります。

ここまでの1と2はなんとなくイメージがつきますでしょうか。
今、SNS界隈で騒いでいるのは、3つめの「継承効果の高いレース成績」ってどういうものなのか?という点なのです。
スタホ3までは、3(レース)でマイナスなことをなるべくしなければ1(生産)と2(育成)で高いものを与えた分成長していく、というのが基本的な考え方でした。
レースに出さずに漬け物に味をしみこませるようなプロセスを例えて「漬け」とも呼ばれています。

スタホ4では「漬けるだけでは強くなるのに時間がかかる」と公式に見解が出されており、次世代への継承効果の高いレース成績に対する研究が進められているわけなのです。
そもそも、「漬け」が行われてきた背景には、レースに出すことのデメリットがあったためです。
そのデメリットとは、「素質カット」。
レースに出て、オッズを出すということは素質という名のガソリンを燃えることになり、素質残量が減ることになります。
レースに出ることによる燃料消失(素質カット)と交換になる形で、レースで好成績を取ると着恩恵とともに次世代への継承効果を得ることになります。
次世代に良い影響を残すために、どんなレースにどれくらい出すか?が重要になります。

現時点において、完全な答えは出ていませんが、継承効果を左右するポイントとしては、「その馬の素質に合ったレース選びをすること」と言われています。
つまり、賞金欲しさに背伸びをしたレースに出走によって素質カットをなるべく抑えることは引き続き大事なので、馬の素質や状態を見極めることが大事になりますね。

良いパラを継承していくにはどうしたらいいのか

良いパラの馬をつくるポイントは、運営サイドからの以下のように公式発表されています。

1.適性が高い種牡馬・繁殖牝馬を使う
2.名馬の再現配合を行う(通常生産による初代馬限定)
3.現役時に実績を積んだ自家生産種牡馬・繁殖牝馬を使う
4.配合理論を活用する!
・インブリード
・ラインニックス
・ラインエレメント
・マイナーライン

上記の内容は、育てた馬とどのような馬を掛け合わせるか、という配合をいかに工夫するかという話です。

1の適性が高い種牡馬というのはある意味で基本中の基本です。
実際の競馬においても、最近だとディープインパクト、ひと昔前だとサンデーサイレンスなど優れた競争能力を持つ馬の種を求めて生産者が殺到してきました。
BよりもA、AよりもSが多い馬を求めていくことは大事ですが、強いダート馬を志向しているのであれば右回り適性の優先順位は落ちますし、長距離馬であれば坂適性をおざなりにしては痛い目を見ます。

2については、初代に限った話になります。
実績のある配合だと良い馬が生まれやすい、というのも現実の競馬に即した話です。

3については、スタホならではの話です。
馬にあったレースを選び、実績を積んだ馬は適性が次世代に引き継がれやすくなっています。

4からは非常に難しい話になります。
パラメータはさまざまな要因を経て決定されるため、そのロジックを理解し、なるべく自分が狙ったパラメータを目指す方法となります。

ここでは詳述しませんが、興味のある方は以下の記事をご参照ください。
インブリードについてはこちら

ラインニックスについてはこちら。

レースに出走し走らせることは、素質面においてもパラメータ面においても良い影響を与えます。
しかし、素質カットのデメリットも頭においてどのように走らせるかという点こそが、今回のスタホ4のポイントでもあるため、ぜひ当ブログをはじめ情報収集して自分の目利き能力を磨いてください。

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