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20周年記念ガチャでUR2枚が追加(サンデーサイレンス・テイエムオペラオー)

スタホ4の大型アップデートが28日に実施され、新シーズン到来!と思わせる賑わいを見せています。

今年はスタホ20周年という節目でもあり、その記念ガチャとして、「SS時代5連」と「世紀末覇王5連」の2つのガチャが発売となりました。

それぞれ、URスターホースカードとして「サンデーサイレンス」と「テイエムオペラオー」が出るということもあり、今回のガチャは回すべきか、回すにしてもどちらが良いか悩んでいる人もいるかもしれません。

参考までに出てくる内容を簡単にレビューしました。

 

■ SS時代5連:UR「サンデーサイレンス」(サンデーサイレンス系)

 

特性:多芸多才 「スタート・瞬発力・勝負根性」が 全てA以上で発動

 

サンデーサイレンス系

※サンデーサイレンス系と堅実な主な牝馬ラインは、グレイハウンドメア族(鉄板)、バストラーメア族、カミラ族、レイトンバルヴメア族、オールドボールドペグ族、フェアヘレン族、フェアウェル族、プロミス族、バートンバルヴメア族、フローリスカップ族(非ニックス)。

エレメント構成(左上段から父父、母母、左下段から父母、母父)

SS系 BM族
BB族 BC系

※自身がSS系ですが父がHT系、3代前がBC系となっているのでご注意ください。

ガチャ名にもなっている、サンデーサイレンス(SS)は1988年にデビューし、1889年の米国3冠ロードで2冠を達成しましたが、最後のベルモントステークスでイージーゴアに屈しました。

1990年に引退したのち、米国で種牡馬として送る予定が、米国では馴染みの薄い母系や父ヘイローの種牡馬成績がさえなかったことからあまり人気が出ず、社大グループの総帥である吉田善哉氏が購入し、日本で導入されました。

その後、日本の血統図を文字通り塗り替えた歴史はご存じの通り。

パラメータは瞬発がS+という強烈な位置づけ、体質と小回りがBであるものの、その他は芝ダートを含めてAとバランスの取れた内容となっています。

牡馬株券としての魅力は、血統表配合におけるインブリードのかけやすさです。

サンデーサイレンスを父に持っている馬とを組み合わせて3代前血統表配合することで、簡単にサンデーサイレンスの3×4のインブリードが入るようになります。

また、スタホ4では史実配合ボーナスもあり、サンデーサイレンス×アイリッシュダンスでハーツクライ再現となるほか様々な組み合わせがある点も魅力です。

始祖パワープレイ派にとっても、サンデーサイレンス系はオールドボールドペグ族やフェアヘレン族、バストラーメア族、レイトンバルブメア族などで堅実・ニックスが入るので、始祖と併用しやすい系統でもあります。

財布に余力があれば、回して獲得したい1頭です。

※追記

サンデーサイレンスは自身が系統の始まりであるため、父がヘイルトゥリーズン系という扱いになり、血統表配合の3代目に入れると、右エレメントが入ります。

始祖を主とした高額初代を作成する場合、右エレメントが入らない場合はこの株券が役立ちます。

 

SS時代5連:SSR「イージーゴア」(レイズアネイティブ系)

 

特性 砂の追跡者

レイズアネイティブ系

堅実相手は、ヴィントナーメア族(鉄板)、アンティシペイション族、ケードメア族、プリンセス族、チューベローズ族、ビディ族、ワグテイル族、グレイハウンドメア族、ピラ族、メイドオブマッサム族です。

エレメント構成(左上段から父父、母母、左下段から父母、母父)

RN系 PE族
VM族 BC系

先に書いたサンデーサイレンスと同期の馬です。

当時の3冠戦線において、 期待されていたのはセクレタリアトの再来とも評されたイージーゴアのほうでした。

ケンタッキーダービーからベルモントステークスの三冠戦はいずれも2頭が1-2着。

海外競馬情報に詳しいサイトでは以下のように論評されています。

どちらか一方が存在しなければ、いずれも逸話に富んだ三冠馬となり、競馬界一の英雄となったことは確かだろう。その代り、この2頭の名前は永遠に結びつき、競馬界を美しく飾るこれまでで最も名高いライバル関係の主役として思い出されるだろう。
ジャパン・スタッドブック・インターナショナル:サンデーサイレンスとイージーゴアの壮烈なライバル関係

 

ただ、イージーゴアは4年で136頭を生産しただけで心臓麻痺で死亡し、父系は滅亡してしましました。

この馬の魅力は、なんといっても、ミスタープロスペクターを経由しないレイズアネイティブ系のSSRであるという点です。

パラは道悪がSで右がBというバランスの悪さが気になりますが、使えないというものではないです。

これが特に意味を持つのはメイドオブマッサム族をよく使う人であり、ナスルーラ系×チューベローズ族という鉄板ラインを使う人も戦力が増強されます。

万人に有用、という類の株券ではありませんが、もしもマキバオーイベントでマウンテンロックを入手していない厩舎なら 1枚あってもいいかなと思います。

 

SS時代5連:SSR「ホークスター」(ヘイルトゥリーズン系)

 

特性:高速馬場

ヘイルトゥリーズン系

堅実相手は、プリンセス族(鉄板)、バストラーメア族、フェアヘレン族、チューベローズ族、ビディ族、ワグテイル族、ピピングズダム族、バートンバルブメア族、アンティシペイション族、エボニー族、ペネロペ族(非ニックス)です。

エレメント構成(左上段から父父、母母、左下段から父母、母父)

HT系 EB族
WG族 BR系

 

SS時代ということでとってつけられた感のある馬ですが、1989年に来日しホーリックスが世界レコードを出したジャパンカップで5着になったので、31年前のかすかな記憶に残っている人もいるかもしれません。

パラはそこまで強調できる点はなし。

サンデーサイレンス狙いでガチャを回しているうちに、何枚もたまり、UR+まで強化されたので使う、というような使われ方になるかもしれません(笑)。

父母がHT系×EB族とニックス発生なので、案外使い道はあります。

ヘイルトゥリーズン系は不足しがちな右エレメントを摂取でき、始祖系統とも併用しやすい優秀なラインなのであっても困るようなものではないでしょう。

 

■世紀末覇王5連:UR「テイエムオペラオー」(サドラーズウェルズ系)

特性:王者の行進

サドラーズウェルズ系

堅実相手は、プリンセス族(鉄板)、バストラーメア族、フェアヘレン族、チューベローズ族、ビディ族、ワグテイル族、ピピングズダム族、バートンバルブメア族、アンティシペイション族、エボニー族、ペネロペ族(非ニックス)です。

エレメント構成(左上段から父父、母母、左下段から父母、母父)

SW系 LB族
SR族 NR系

 

ガチャ名にもなっている世紀末覇王とは2000年の古馬王道路線(天皇賞春~有馬記念)をテイエムオペラオーが完全制圧したことが由来になっています。

テイエムオペラオーは、非社台グループ馬であり、秋古馬3冠がかかった有馬記念はテイエム包囲網と呼んでも差支えないようなマークを受けながら差し切ってしまう神がかりなパフォーマンスを見せていました。

サドラーズウェルズ系は欧州で走ってこその重厚な血統であり、個人的な意見を言えば、凱旋門に出ていれば最も勝利に近かったのはこの馬だと思っています。

(2000年の凱旋門賞はモンジューとシンダーというスーパーホースがいましたが、笑)

この辺の現役時代の競争成績はパラに反映されており、根性S+、体質Sとなっています。

ニックス・エレメント背景をみても、父母はSW系×LB族であり、非ニックスで特に推せるエレメント持ちではないです。

さらにサドラーズウェルズ系は三大始祖系統と併用しづらいという特徴があります。

この馬でサドラーズウェルズ系ガチャ販売馬で2頭目ということもあり、ヴァルトガイストを持っていない人なら、という気もしないでもないですが、今回のガチャに「SS時代」がないなら、まだしも2つ並んでいる状態でこのガチャを回す必要あるのかなあというのが本音です(笑)。

ちなみに、現在の牝馬再販売は、サドラーズウェルズ系と相性の良い3系統(エボニー、カナリーバード、マザーウェスタン)となっており、この馬をゲットできたなら、セットでどうぞ。

 

■世紀末覇王5連:SSR「メイショウドトウ」(ノーザンダンサー系)

特性:名コンビ

堅実相手は、レイトンバルブメア族(鉄板)、カミラ族、ヴィントナーメア族、ミスアグネス族、ピピングズダム族、フェアウェル族、ミスウインザー族、バートンバルブメア族、セドバリーロイヤルメア族

エレメント構成(左上段から父父、母母、左下段から父母、母父)

ND系 LB族
CM族 RN系

 

生まれはテイエムオペラオーと同期ですが、こちらは本格化が古馬4歳になってからであるため、3歳クラシックは未出走。

メトロポリタンステークスと金鯱賞を勝利して臨んだ宝塚記念はテイエムオペラオーとタイム差なしの2着になり、そこから、8大競争で1着テイエムオペラオー→2着メイショウドトウという組み合わせが続きます。

天皇賞秋~ジャパンカップ~有馬記念がすべて2着というのはいまだにこの馬だけではないでしょうか(笑)。

このあたりの勝負弱さが根性B+に反映されているのかもしれませんが、ダートを除きA~Bでこじんまりとまとまっています。

ニックス面では父母がND系×LB族が発生しているので、同じ系統のサトノクラウンよりは優秀そうです。

ノーザンダンサー系は、現時点である程度株券がそろってきていることに加え、今後は海外馬やクロフネなどの登場が予想されますので、無理はしないほうがよいかと。

 

■世紀末覇王5連:SSR「ゴーカイ」(ボールドルーラー系)

特性:グランプリ

堅実相手は、カナリーバード(鉄板)、バストラーメア族、チューベローズ族、ミスウインザー族、マイナーファミリーライン族、フェアヘレン族(非ニックス)ですが、ビディ族やグレイハウンドメア族など堅実濃厚でありながら未検証のラインも多くあります。

ボールドルーラー系

エレメント構成(左上段から父父、母母、左下段から父母、母父)

BR系 TB族
PM族 TS系

→ついに障害馬が登場しました。2000年と2001年の中山グランドジャンプを連覇した障害界のスターホースです。

過酷な中山グランドジャンプを勝ち抜いた点が評価されたのか、超長距離を走れる距離適性と坂がS、右と根性がA+と、WBCロングを狙えと言わんばかりの優遇を受けています。

ただ、他のパラがほぼBである点に注意です。

右エレメントを補給できるボールドルーラー系の株券ラインアップは少な目なので、持っていて損はないですが、超ほしい!という人は少ないかもですね(笑)。

 

■まとめその他

 6頭ものレビューはさすがにつかれました(笑)。

今回のガチャは5連で1500円なので1回当たりの単価は300円である点はSWBC5連と同じ位置づけです。

 この2種類なら、迷わずにサンデーサイレンスを狙いに行っても良い気がしますが、非始祖系統を軸に使っていたり、ポリシーとして3大始祖を使わないという人なら、テイエムオペラオー以外のSSRが優秀な世紀末覇者ガチャという選択肢もありえる、かもしれません。

巷では、なんでテイエムオペラオーがURなんだ!と怒りの声もあるのは確かです。

正直、テイエムがURなら、ディープインパクトやキングカメハメハも当然URになるので、株券インフレ化がまったなしですねえ。

 

肝心の排出確率は、

○UR(2.002%)

○SSR(9.997%)

○R(63%)

となっており、ヘロドの3倍近い2%でURを獲得できる点、10回に1回でSSRを引ける点などを考えると良心的な感じはしないでもないです。

一応、このガチャにもおまけがついてきて、5連1回につき「20周年お楽しみ抽選券」が1枚ついてきます(3連目は2枚)。

宝くじみたいなもので、超低確率でSSRキズナなどがあたるようですが、とてもじゃないですがほしいものを狙えたものではないです。

 

皆さん、生活に支障の出るような使い方は避けましょうね(笑)。

では。

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