血統配合理論解説

モモマルのスタホ4配合理論解説(ラインエレメント編)

スターホース4(スタホ4)から新しく導入された配合理論がいくつかあります。

そもそも、配合理論は、適性(パラメーター)が高い仔馬を誕生させるための方法であり、以下のような体系となっています。

【良い適性(パラメーター)の馬をつくるコツ】
■適性が高い種牡馬・繁殖牝馬を使う
■名馬の再現配合を行う(通常生産による初代馬限定)
■現役時に実績を積んだ自家生産種牡馬・繁殖牝馬を使う
●配合理論を活用する!
・インブリード
・ラインニックス
・ラインエレメント
・マイナーライン

上記のうち、今回は「ラインエレメント」について特集します。

4代前16頭の「血のバランス」で決まるラインエレメント

このラインエレメントを含めた配合理論を使いこなすために欠かせない血統表の見方を少しおさらいします。

血統表は、自馬からみて4代前までの血が掲載されています。
2代前というのは人間で例えると祖父母、つまりおじいちゃん・おばあちゃんにあたり、父親側と母親側で合計4人いると思います。その親(曽祖父母)はこの倍の8人、さらにその親のことを高祖父母というんですが、これはさらに倍の16人います。
これが4代前です。

まあこの辺を肌感覚で掴めるとベターなんですが、血統表として一番右の列に表示されている16頭が4代前の血となります。

そもそもサラブレットの系統は牡馬であれば父方(サイアーライン)を受け継ぎ、牝馬であれば母方(ファミリーライン)を受け継ぐことになります。

サイアーラインとファミリーラインは分類されていて、それぞれに効果が決められています。

このラインごとの効果は配合理論を考えるうえでとても大事なので、必要に応じて繰り返し見るようにしてください。

【牡馬のラインエレメント】

サンデーサイレンス
ヘイルトゥリーズン
ナスルーラ
ボールドルーラー
グレイソヴリン
ノーザンダンサー
サドラーズウェルズ
ダンチヒ
リファール
ニジンスキー
ノーザンテースト
レイズアネイティブ
ミスタープロスペクター
トゥルビヨン
バザード
マンノウォ
タッチストン
バードキャッチャー
セントサイモン
ダーレーアラビアン
ゴドルフィンバルヴ
バイアリーターク

【牝馬のラインエレメント】

ミスアグネス
バートンバルブメア
アンティシペイション
ピピングズダム
セドバリーロイヤルメア
ボーズメア
プロミス
バストラーメア
エボニー
フェアヘレン
オールドボールドペグ
カミラ
レイトンバルブメア
フローリスカップ
ビディ
ワグテイル
マザーウェスタン
フェアウェル
プリンセス
チューベローズ
メイドオブマッサム
ペネロペ
ミスウインザー
グレイハウンドメア
ブルネット
ボーズメア
ピラ
ヴィントナーメア
ケードメア
カナリーバード

4代前の16頭にそれぞれ2個のエレメント効果があるので、1頭につき合計で32個のエレメント効果を受け継ぐわけで、その32個のエレメントがどのようなバランスで割り振られているかによって、能力の受け継ぎ方が変わってくる、というのがラインエレメントの配合理論なのです。

合計32個のうち、7個あるものが◎効果、5個あるものが〇効果、1個あるものが△と3段階に分かれています。

実例で見るラインエレメント

とはいってもよくわからない人が多いと思いますので、実例を見ながら解説していきます。

例のごとく私のほうで血統解説用に図をつくりました。
まずは以下の図をご覧ください。

これは
アメリカンボスとスイープトウショウ、アドマイヤオーラとアイリッシュダンスを4頭の血統表配合で生産する場合の図となります。

この場合、アメリカンボスら4頭はおじいちゃんにあたるので2代前の血となり、そこから2代さかのぼったミスタープロスペクターらが4代前の血ということになります。

上から、ミスタープロスペクターはミスタープロスペクター系なのでダートと遠征のエレメント、その下のミエスクはケードメア族なので小回りと瞬発という感じで、系統ごとの効果が2つずつ並んでいます。

例えば遠征と瞬発、芝はこの血統図内に5個あり、〇効果を得られることになります。
また、ダートが4個、左が3個など1個以上5個未満は同じ扱いで△効果となります。
右とスタートはエレメントが1個もありませんので、効果なしです。

体感では、5個以上のエレメントを集めた〇効果の場合、両親がAパラであれば、ダウンしてもB+でとどまり、Aを引き継げるくらいの効果がある一方、エレメントが0の場合、両親ともAであっても下手すると2段階くらい落ちて平気でBになるような感じがあります。

基本的には必要だと思っている適性パラメータのエレメントが0個にならないようにしつつ、重要視しているものは5個さらには7個を狙っていくことになります。

ラインエレメント理論を生かした配合アプローチ

ここからが配合理論をどう活用するかという話になります。
改めて前項の図を見ていただきたいのですが、
3代前と4代前に赤とグレーでハイライトさせている枠があります。
グレーでハイライトされている枠は、次世代(ここでいうとA馬の仔馬)には消えてしまう系統だということを示しています。

つまり、今回の血統表配合で生まれたA馬を種牡馬(もしくは繁殖牝馬)として配合し、次世代(A馬の仔馬)を生産しようとした場合は、グレー部分は残らない(=他は残る)ことになります。
赤でハイライトされている枠は、次々世代(A馬の孫馬)には消えてしまう系統だということを示しています。

つまり、今回の血統表配合で生まれたA馬を4頭の血統表配合の1頭として配合し、次々世代(A馬の孫馬)を生産しようとした場合は、赤部分は残らない(=赤とグレー以外は残る)ことになります。

そこで、例として出してきたアメリカンボスの血統図をエレメント効果入りで示してみましょう。
これはアメリカンボスを父馬として通常生産してA馬を生産しようとする場合の血統図です。

強調すべきは、1代限りのグレー部分を含めて左が2つ(母母母のペネロペ族と父父母のセドバリーロイヤルメア族)ある点です。
アメリカンボスは初期レアリティRからSRまで強化すると左適性がAパラまで高まります。
自身が左Aパラであることに加え、白色(血統内に何代か残るエレメント)の左効果エレメント持ちであるので、良質な左パラをある程度残しやすい血統背景を持っています。

このように、自身パラに加えて、血統表内に“どんな血“を“どの位置”に所持しているかというのも株券を評価する上でのポイントになってくることでしょう。

今後、アップされる株券を紹介する際には、このあたりの所持エレメントについても解説を加えていこうと思います。

エレメント保持別:芝

※表の右列は2つ目のエレメント

【サイアーライン】

サンデーサイレンス
グレイソヴリン
サドラーズウェルズ
リファール
ニジンスキー
セントサイモン

【ファミリーライン】

ミスアグネス
ピピングズダム
プリンセス
フローリスカップ

エレメント保持別:ダート

※表の右列は2つ目のエレメント

【サイアーライン】

ボールドルーラー
レイズアネイティブ
ミスタープロスペクター
セントサイモン
マンノウォ
タッチストン

【ファミリーライン】

バストラーメア
プロミス
レイトンバルブメア

エレメント保持別:根性

※表の右列は2つ目のエレメント

【サイアーライン】

ナスルーラ
トゥルビヨン
マンノウォ
ノーザンテースト

【ファミリーライン】

プロミス
ヴィントナーメア

エレメント保持別:瞬発力

※表の右列は2つ目のエレメント

【サイアーライン】

ダンチヒ
ニジンスキー
サンデーサイレンス

【ファミリーライン】

レイトンバルブメア
ケードメア
オールドボールドペグ
ビディ
マザーウェスタン
ピラ

エレメント保持別:スタート

※表の右列は2つ目のエレメント

【サイアーライン】

ナスルーラ
トゥルビヨン
バートンバルブメア
バードキャッチャー

【ファミリーライン】

カミラ
ワグテイル
アンティシペイション
ボーズメア
メイドオブマッサム

エレメント保持別:遠征

※表の右列は2つ目のエレメント

【サイアーライン】

ノーザンダンサー
ミスタープロスペクター

【ファミリーライン】

エボニー
ヴィントナーメア
ミスアグネス
バストラーメア
メイドオブマッサム

エレメント保持別:小回り

※表の右列は2つ目のエレメント

【サイアーライン】

ダンチヒ
レイズアネイティブ

【ファミリーライン】

チューベローズ
ピラ
カナリーバード
バートンバルブメア
ピピングズダム
ミスウインザー
ケードメア

エレメント保持別:右

※表の右列は2つ目のエレメント

【サイアーライン】

ヘイルトゥリーズン
ボールドルーラー

【ファミリーライン】

ビディ
マザーウェスタン
ブルネット
チューベローズ
グレイハウンドメア

エレメント保持別:左

※表の右列は2つ目のエレメント

【サイアーライン】

グレイソヴリン
バードキャッチャー

【ファミリーライン】

セドバリーロイヤルメア
フェアヘレン
オールドボールドペグ
フローリスカップ
ペネロペ
ミスウインザー
ブルネット

今日のところはここまで。

この記事の評価をお聞かせください

-血統配合理論解説
-, , , ,