血統配合理論解説

ミスプロ独立でファミリーライン“泣き” “笑い”

1月6日に更新した血統表記事の中で触れている通り、スタホ4ではレイズアネイティブ系からミスタープロスペクター(通称ミスプロ)系が独立しました。

ミスタープロスペクター系とは、日本の種牡馬ではキングマンボの子孫がキングカメハメハを通じて広がっているほか、米国のダートのオラオラタイプの種牡馬(スマートストライクなど)がたくさん存在しており、世界的に大発展しているサイヤーラインです。

 

1月8日時点でも、「ルーラーシップ」「ラブリーデイ」のSSR株券が登場しているなど、今後も続々と投入が予想されます。

 

ミスタープロスペクター系が独立しても、てっきりそこまで変更ないだろうな、と思っていたらどうやら、これまでの血統運営の考え方を大きく見直す必要があるレベルで変更されています。

 

当記事では変更がどのような影響を与えたのかを考察します。

 

まさかのミスプロ離れでどうなる?!マッサム族

今回の“ミスプロ独立問題”で大打撃を受けるのは、メイドオブマッサム族だと思われます。

レイズアネイティブ系では堅実なのに対して、ミスプロ系とは平均になりました。

堅実→平均となったファミリーラインはマッサム族のほかにアンティシペイション族、プロミス族、ピラ族が確認されていますが、ただでさえ堅実が少ないメイドオブマッサム族がミスプロ系種牡馬を使えないことによる使い勝手の悪化は計り知れません。

 

そもそもメイドオブマッサム族は、堅実相性が少ないものの、ゴドルフィンアラビアン系とダーレーアラビアン系の始祖2種と豊富なミスタープロスペクターの子孫種牡馬とダンチヒ系で回すことができ、タッチストン系を通じてバイアリーターク系と鉄板のマザーウェスタン族やダーレーアラビアン系と鉄板のカミラ族と接続させるという有用性の高いファミリーラインでした。

 

しかし、スタホ4からはミスプロ系統の種牡馬が使えないとなると、どうなってしまうのか。

メイドオブマッサム族はいまだ株券として登場していませんが、有名どころとしてはベガやハープスターなど国内名牝のほか、ガリレオやシーザスターズを輩出したアーバンシーなどがいます。

 

プロミス族は絶対数の多いサンデーサイレンス系がいますし、アンティシペイション族はほかのサイヤーラインでカバーできるので、そこまでの影響はないかと思われます。

 

 

株がうなぎ上りのカミラ族とオールドBペグ族

マッサム族が泣く一方で、笑うファミリーラインもあります。

それはダーレーアラビアン系と鉄板相手となるカミラ族とゴドルフィンアラビアン系と鉄板相手となるオールドボールドペグ族です。

 

特にオールドボールドペグ族は、サンデーサイレンス系のラインアップ以外はマイナーな系統でつなげていかざるを得ないクセの強いラインでした。

ここにミスタープロスペクター系種牡馬が加わることで、スタホ始めたてのプレイヤーの方にもオススメできるようになりました。

 

また、サンデーサイレンス系に、ダンチヒ系、サドラーズウェルズ系、ニジンスキー系、ノーザンダンサー系といったメジャーなラインはほぼカバーし、もともと有用性の高かった

カミラ族は、さらにミスタープロスペクター系種牡馬も堅実配合できるようになりました。

これにより、ビギナーから玄人までオールOKな最強ラインになった感すらあります(笑)。

 

カミラ族の株券は金の蹄鉄交換所で獲得できますので、忘れずにどうぞ。

 

このほかダーレー・バイアリー軸プレイヤー御用達のペネロペ族がミスプロ系と平均→堅実になりました。

 

新しい血統相性を踏まえた今後

ここまで述べたようにミスプロ系独立は牝馬株券の勢力図の変更を生みそうです。

カミラ族は現在2種類売り出されていますが、今後はファインモーションやココットといったスタホ3お馴染みの株券やスタポケで登場したパワフルレディも投入されたら、面白いですね。

ノーザンダンサー系の種牡馬も種類(今のところはフサイチリシャールとシーキングザダイヤなど)が多いのでこれらの血を取り込める利点は大きいです。

今後、欧州で大流行のサドラーズウェルズ系の株券も続々と投入されそうですので、それを取り込めるエボニー族のスイープトウショウは1枚は課金しておいて損はないかと。

 

今回使い勝手がアップしたオールドボールドペグ族は、堅実回し性能だけでなく、ラインエレメントが瞬発と左回りである点に注目しています。

というのも、餌や調教で右・左回りって上げづらいんですよね。

まだ方法論を確立できていませんが色々とアプローチしていけたらと思ってます。

 

 

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